ツボの効果とは?自然治癒力を高めて、コンディションを整えよう。

ツボの効果とは?自然治癒力を高めて、コンディションを整えよう。

RELAX LAB編集部
公開, 更新 , マッサージ

手軽にできるセルフケア法として知られるツボ押し。体の不調を改善するうえで役立ちますが、実際に効果を実感できるメカニズムについては知らないという人も多いはず。

ツボの効果は医学的に解明されていませんでしたが、消化器外科の医師である高橋徳氏が、アメリカ・ウイスコンシン医科大学で鍼灸を科学的に研究し、西洋医学の観点からツボの効果を発表しています。

ここでは、高橋徳氏が2017年5月に出版した『8つのツボで30の病気を治す本』をもとに、ツボの効果について紹介。

ツボの効果とは?

高橋徳氏によると、ツボには大きく下記の効果があると言います。

  • 慢性疾患にアプローチする
  • 薬漬けから抜け出す
  • 自然治癒能力を回復させる

鍼灸治療でツボを刺激することにより、本来体が持っている自然治癒能力が向上することで、症状の改善につながると考えられているのです。

ツボ押しで効果を得られるメカニズムとは?

人体の皮膚や筋肉には、数多くの知覚神経が通っています。これらの神経が痛みやかゆみ、温かさ、冷たさといった刺激を感知し、大脳皮質にある知覚神経中枢に伝えているのです。

ツボを押すと、刺激が知覚神経を通って脊髄に伝わり、さらに脊髄視床路を通って脳へと伝わる仕組みになっています。脊髄から脳に伝わった刺激は、脳の中にある下記4か所に伝わって、それぞれ異なる作用が発生。

  • 延髄:自律神経の調整
  • 中脳:オピオイド(脳内で分泌されるホルモン)を鎮痛
  • 視床下部:オキシトシンの抗ストレス化
  • 脊髄反射:GABAによる鎮痛作用

全身にある器官につながるツボを押すことで、それぞれ対応している部位に作用が生じ、効果を実感できるのです。このように、医学的な考えに基づいた鍼灸治療は、ウエスターン・メディカル・アキュパンクチャ(西洋医学的鍼灸治療)と呼ばれています。

WHOが認めているツボは約361穴

ツボは全身に位置しており、WHO(世界保健機関)が認めているツボは約361穴あります。セルフケアをするときに、数が多過ぎてどのツボを選べば分からないと悩んでいる人もいるはず。

高橋氏は、とくに効果が高いツボを選定し、下記の8つを勧めています。

  • 足の三里(あしさんり):万能のツボとも言われる代表的なツボ
  • 合谷(ごうこく):上半身に現れる症状に有効なツボ
  • 肩井(けんせい):肩こりや頭痛の解消に有効なツボ
  • 風池(ふうち):自律神経を整えるうえで役立つツボ
  • 腎兪(じんゆ):腰周りの不調に有効なツボ
  • 三陰交(さんいんこう):婦人科系の症状に効くツボ
  • 陰陵泉(いんりょうせん):膝の痛みを緩和するときに役立つツボ
  • 内関(ないかん):胃腸のトラブルを解消するツボ

ツボが集まる手と足を刺激するのもおすすめ

ツボの場所を覚えるのが大変という場合は、全身につながるツボが集中している手足を刺激するのがおすすめです。手のひらや足裏をまんべんなく揉みほぐし、痛みを感じる部分を重点的に刺激しましょう。

ツボを押すときは、深呼吸しながら息を吐くタイミングでツボを押し、そのまま5~10秒ほど維持するのがポイントです。

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