マッサージの効果とは?腰痛を治療し、細胞の活性化に有効。

マッサージの効果とは?腰痛を治療し、細胞の活性化に有効。

RELAX LAB編集部
公開, 更新 , マッサージ

ボディケアの一環としてセルフマッサージをしたり、マッサージ店に行って施術を受けようと思っている人も多いはず。マッサージの効果は、デトックスや血流改善に留まりません。

腰痛の治療や細胞の活性化、ストレスホルモンの減少に効果を期待できることが、科学的に判明しています。ここでは、マッサージで得られる嬉しいメリットについて理解を深めましょう。

腰痛を治療する効果

米国内科学会(ACP)が発行している腰痛治療のガイドラインによると、腰痛治療におけるマッサージの効果が認められています。ただし、この場合の腰痛は、時間の経過に伴って一定の回復が見込める腰痛に限定。

腰痛の症状がひどい場合は、専門機関で診察を受けてください。

骨関節炎の治療にも有効

1908年に創刊した米国の一般内科と付随する分野の専門誌「Archives of Internal Medicine(アーカイブ・オブ・インターナショナル・メディシン)」で2006年に発表された研究よると、スウェーデン式の全身マッサージが膝の骨関節炎の症状を改善させることが判明。

週2回のマッサージを4週間に渡って受けた患者グループと、週1回のマッサージを8週間受けた患者グループで、膝の痛みと硬さが和らいだことが確認されています。さらに、治療を受けていない患者に比べて可動域が広がったことも判明。

細胞を活性化する効果

マッサージの効果は不調を抱える人だけでなく、健康に問題を感じていない人にもメリットを与えてくれます。

アメリカのサイエンス系情報誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル・メディシン)」では、マッサージが細胞のミトコンドリアを活性化させる、という論文が報告されています。

実験は、11人の健康に問題のない若い男性に疲れ果てるまでエアロバイクを漕いでもらい、片足を10分間マッサージ。両足の筋肉から細胞の一部を取る検査(検体)を運動前とマッサージ直後、2時間半後にサンプルを取って調べる、という内容です。

マッサージした方の足の細胞では、炎症性サイトカインやインターロイキンという物質が減少し、ミトコンドリアの生成を促す役割を持った酵素が活性化していたことが確認されています。

研究の執筆者である、カナダのマクマスター大学医療センター小児科のマーク・ターノポルスキー教授は、マッサージに生物学的な効果があることを結論づけました。

運動後の疲労感には変化なし

なお、研究では運動で筋肉を使ったことで生じる乳酸、筋肉中のグリコーゲンへの影響が確認されませんでした。よって、マッサージで運動後の疲労が減少されるとは言えませんが、細胞にはメリットとなっています。

ストレスホルモンを減少させる効果

アメリカのエモリー大学医学部の精神科・行動神経科学科部長のマーク・ハイマン・ラパポート氏を中心に2010年におこなわれた研究では、45分間のマッサージを受けることで、ストレスホルモンの1種であるコルチゾールが減少することが判明。

研究は45分間スウェーデン式マッサージを受けるグループ、軽いタッチだけを受けるグループを比較し、マッサージを受けたグループでストレスや攻撃的な行動で増加するホルモンの1種アルギニン・バソプレシンが減少し、コルチゾールの値も少し減少したことが確認されています。

さらに、炎症やアレルギー反応に関係するサイトカイン・プロテインという物質も減少、さらに白血球の量が増加することが同研究によって判明。白血球は病原菌と戦う役割を持っているので、抵抗力を高めるうえでもマッサージが有効です。

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